生徒の窓8/1

*お知らせ*

おすすめ 

「着物の生地を使って小物を作ってみよう」等々の本を、生徒さんより何冊か寄付されています。

本棚に置いてあります。手にとっていろんなヒントにしてみてください。

又、【刺繍の素晴らしい本】もあります。ぜひご覧ください。

「軽装帯」縫ったものをしめて着物を着て来てくださいました。とても素敵ですよね。太陽の下に元気が出る色目です。帯留めも講習会で作成した物をつけていましたよ。うれしかったです。ありがとうです。

 

「裾模様物教材について

  なかなかご自分で探すとなるとお高くついたりしますので、ご相談ください

**朝の一言**(2019年1月~6月)

  朝の一言………2019年1月から6月

  2019年前半の話をまとめてみました。参考になるような事項をまとめています。月曜クラス・夜間クラスの方はご覧ください

**講師養成クラスへのお誘い**

講師養成の名前にとらわれず、「基礎を見直したい」 「もう少し詳しく勉強したい」等々ご希望の生徒さん、一緒に勉強しましょう。

講師までご相談ください。申し出をお待ちしています。

毎月 第2・第4木曜日 午後1時半~4時まで  月謝 3000円です

**軽装帯・新バージョン**

今までの軽装帯を、「しめやすく、縫いやすく、簡単に出来る」ようにテキスト改訂いたしました。

これから軽装帯は新バージョンとなります。

テキスト欲しい方はおっしゃってください。さらに縫って頂く事を希望します。

改良に改良を重ね、講師養成クラスで試作品もたくさん仕上げました。オススメです。

 

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 **凛通信**

●外注先とのチームワーク
●整理屋さん
●「ひと手間」の時間
●イヤなパターン・1
●イヤなパターン・2

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●外注先とのチームワーク

引き続き整理屋さんの事例で説明したいと思いますが‥‥

お取引のある5軒の整理屋さん。
それぞれ、個性や得意分野がある、と前号で説明しました。そこの特性に合った品物を依頼するのですが‥‥

特性がある、ということは‥‥別の言い方をすれば、出す前と納品された後の風合いが、各店によって違う、ということです。

つまり、同じ品物を依頼したとしても、外注先によって仕上がりに差が生じるのです。

この「依頼から納品まで」の、店ごとの「風合いの変化度」みたいなものを、納期と理想の仕上がりから逆算する必要があります。

そのために、発注前に、凛の工房でひと手間かけてから依頼に出すことがよくあります。

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●整理屋さん

具体的に例を出しましょう。

外注に出すのは、仮絵羽になっていた訪問着です。
商品が売れたので、仮絵羽をほどいて整理をし、お客さまの寸法に仕立てることになりました。

仮絵羽は、呉服店の店頭や展示会場で「この反物を仕立てたら、どんな風に絵柄が出るのか」がわかるように、「仮に仕立てた」ものです。

本仕立てではありませんので、ガッツリ縫われていませんが、それでも一定期間、仮絵羽の状態で展示していると、どうしても仕立ての線がスジになってしまいます。

また、保管中、運搬中に生地が折れて、線が残ることもあります。難ではありませんが、仕立てる前には、生地の目を均一にして、凹凸やスジがないようにします。

各整理屋さんは、所有する設備や一度に処理できるロットなどが違います。

どこにお願いするかで、仕上がりの風合いも、所要時間も異なります。

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●「ひと手間」の時間

特殊な例を除き、ほとんどの整理屋さんでは、1日に1~3回機械を回しています。

なので、タイミングがいいと、午前中に出したものを当日に受け取ることができます。
遅くても翌日には受け取れる場合がほとんどでしょう。

だったら、お客さまにも翌日納品できるんじゃないの? と思われるかもしれませんが、そうではないことがあります!

僕らが、それぞれの整理屋さんの特徴やクセを考え、お願いする前に「ひと手間」をかけることがあるからです。

「この品物は、今はこのぐらいの柔らかさだけど、上がってきたらちょっと硬めになってるやろうなぁ(一例です)」と予想します。

もし、硬めの仕上がりを避けたいなら、発注前の「ひと手間」が必要です。

この「ひと手間」にもいろんなパターン、方法がありまして‥‥
1時間ほどで終わるものもあれば、2日ぐらい寝かせた方がいい場合もあります

「ひと手間」にかかる時間を、お店側の納期にプラスして、お客さまにお納めする納期が決まります。

この発注前のひと手間で、同業他社からお問い合わせが来ることがあります。

「うちも凛さんと同じ○○さんに出したのに、こんな風に上がってこなかった。なんでー?」

品物によるクセや特徴もあるのかもしれませんが、この「ひと手間」が違いを生んでるんじゃないかな?というプチ自負があります。

仕上がりが違うのなら、ひと手間をやっていないか、方法や順番が違うからだと思います。

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●イヤなパターン・1

僕らの工房には、業界内の方が複数出入りしています。
小さな場所でやっているので、お客さまが来られた時、作業の内容が見えることもよくあります。

手が止められないときは「すんませーん、コレが終わったら行くから」と、お待ちいただくこともあります。その間、作業する様子は見られています。

普通は、マネなどしないはずなのですが‥‥
中には、「あのやり方なら、オレにもできるかも‥‥」と思われる方がいらっしゃいます(^_^;)

ご自分でされるのは、自己責任ですから、僕らが口を挟むことではありません。

なのですが‥‥望まずして、騒ぎに巻き込まれてしまうことがあります。

「凛さん、この間作業してはったのを見て、自分でやってみたんよ。そしたら、前より難が目立ってしもた! 助けてー!」って‥‥

本当に、こういうことを何度か経験しています。
ちょっとした手順や力加減までは、傍で見ていてもわからないですからネ。

また、最近では、しみ抜きキットのような市販製品もあります。
そういうのをご自身で試されて、失敗しちゃった!というご依頼も少なくありません。

チャレンジ精神は良いとして(笑)、失敗するのなら、最初から頼んでくれたらいいのに~‥‥と思います。

何より無駄だと思うのは、プロセス不明の作業を推測しながら、テストを繰り返し、補正をする時間です。

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●イヤなパターン・2

もうひとつ、イヤなパターン。
僕らがお店側と「ひと手間」にかかる時間から、納期を見積もって先方に提示すると、
「急いでるから、もっと早く上がりませんか?」と急かされることがあります。

これを真に受けて、猛烈に急いであげたりすると、しっぺ返しを喰らいます。

一度特急で仕上げてしまうと、次からは間違いなく100%、短納期が「当たり前」になってしまうのです。

納期は、必要な手間や時間がベースになっています。
不測の事態も考えて、多少猶予は取っていますが、別にゆっくり仕事をしたいからではありません

だから、意地悪するわけではないのですが‥‥
すぐにお尻を叩いてくる依頼者さまには、予定より早く加工が終わっても、納品しません(笑)。

納期通りに持って行って、「ちゃんと納期通りに仕上げましたよ!」と涼しい顔をして帰ってきます(笑)。

お互いに良い関係で、良い仕事をするための対策だと思っています。



凛通信等(アーカイブ)

2019年08月01日
凛マガジン(整理屋さん)
2019年07月06日
朝の一言(平成30年1月~12月)
2019年07月04日
凛マガジン(着付けのルール)
2019年06月01日
凛マガジン(地直しの原点)
2019年05月01日
凛マガジン(地色に筋)
2019年04月02日
凛マガジン(布地幅が足りない)
2019年03月03日
凛マガジン(職人が知らない・・)
2019年03月03日
31年針供養
2019年02月10日
凛マガジン(美品でも売れない)
2018年12月04日
凛マガジン(最近気になるなるあのCM)
2018年12月02日
2018年クリスマス会
2018年11月30日
凛マガジン(豪雨の被害品)
2018年11月22日
凛マガジン(格と洒落紋)
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