生徒の窓 4/1

*お知らせ*

***授業状況***

✿✿教材 ……●壺金の長襦袢3点

✿✿

 

 

●茶色の桜柄は男物。他の3点は壺金高級長襦袢(ペンギン・タツノオトシゴ・かわいいカラフル野菜)肌触りが何とも言えません

✿✿授業システムについて…今月より金曜日昼クラスは月二回になります

✿✿各々クラスでの出席回数をオーバーする場合は一日毎に所定の料金が必要となります。もう一日だけ授業に出られるという方には便利となります。

✿✿変更出席・月謝・休学……改めてお知らせです。①休学費は昼間部二千円。夜間部千円です ②休学の連絡は前月末までに。クラスの変更も前月末までに ③連絡無くお休みの場合は出席扱いとなります ④お休みされた場合での月謝の返金はできません 翌月への融通もできません ⑤お休みされた場合は過去の3ヶ月の変更出席をご利用ください 

✿✿ 出席やキャンセルの連絡は下記針山アイコンよりお願いします。(教室の留守電可)

 

✿✿マスクについてお願い……コロナウィルスによる感染防御のマスク使用については、個人の自由に任せることになっています。当教室では顔を近づけての会話が多い為、いましばらくの間マスクの着用をお願いします。(授業中会話をしない状態ではマスクを外していただいてもよいです)講師は常時着用

✿✿ 窓開換気の為、気候に合わせて着るものの調節をお願いいたします。

✿✿ 交通状況や気象状態等で、教室がお休みになる場合が出てくることがあります。その際は当ホームページにてお知らせをいたします。不安の場合には当ページにて確認をお願いいたします。

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 凛通信


●寸法は変わっていないのに?
●実は細かい、仕上げ加工
●産地ごとの仕上げ加工
●迷子の紬と、スーパードクター
●仕上げを変えるご相談について

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●寸法は変わっていないのに?

紬系の商品に多いのですが、「丸洗いに出したら、寸法が短くなった」というご相談をいただくことがあります。
丸洗いで、生地が縮んだのでは?
丸洗いしたのが良くなかった? と思うかもしれません。ところが、そうとは限りません。
現品をお預かりして検品してみると、寸法は変わっていないのです。が、質感がメチャクチャ硬いんです。

イメージしていただきたいのですが‥‥
もし、画用紙で作ったきものを着たら、どんな感じでしょうか。
柔らかさがなく、鎧みたいな質感で、きものは体から離れているのではないかと思います。
それと同じことが起こっているんです。
仕上げ加工で十分な柔軟性が得られず、きものが体に沿っていなかったんですね。

商品の仕立て直しをする必要はなく、柔軟性を取り戻すべく、仕上げ加工をやり直して、元通りの着心地が復活!
‥‥という事例がありました。

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●実は細かい、仕上げ加工

きものの仕上げ加工は、生産工程で使用した糊や薬剤などの残留成分を取り除いたり、風合いを整えるために行います。なので、きものが完成するまでにどんな加工をしたのか、どんな成分が付着しているのかを把握し、依頼を受けた会社やお店の「風合いの好み」に添わなければなりません。

同じ品物でも、依頼者さまの好みが違うと、仕上げ加工で使う成分や加工方法も変わるのです。
このような細かい対応は、世間にはほとんど知られていません。
依頼をくださったメーカーさんやお店でさえ、自社の注文が他とどの違うのか、要望通りに仕上げるため、僕らがどんな調整をしているかは、ご存じないと思います。

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●産地ごとの仕上げ加工

僕らも、直接見たことはないのですが‥‥
紬の場合、産地によって独特の成分を使っていると聞いたことがあります。
紬は、適度な張りやシャリ感のある風合いが好まれます。
シャリ感を出すには、デンプン系(糊成分)を使うのですが‥‥
有名な産地である結城では、仕上げ加工(地入れ)に、うどん粉を使うと聞いたことがあります(!)
同様に、産地によって片栗など、産地ごとに適した素材が使われているようです。
なので、特に有名産地の紬は、補正やお手入れの際も産地に戻され、現地特有の仕上げを行うことが多いようです。
そんな中、産地に戻されず、凛に持ち込まれる紬が多いのは‥‥品物が、訳アリだからです。

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●迷子の紬と、スーパードクター

凛にやってくる品物の中には、流通経路から外れてしまったものがあります。
メーカーや問屋さんが廃業や倒産してしまった品物は、差し戻す産地がない、迷子の状態です。
今の風合いに近づけたくても、品物を見ただけではわからないことがあります。
そんな時、頼りになるのが、仲間で仕事をしている仕上げ屋さんです。
情報量と目利きが素晴らしく、僕らにとって心強い存在です。
産地がわからない紬を見せても、「ああ、これは〇〇産や」と、即答。毎回感心します。

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●仕上げを変えるご相談について

前述したように、紬などは、糊成分などの影響で、きものが体表に沿わなくなり、硬く感じたり、寸法が縮んだように見えることがあります。
このような風合いは、仕上げ加工のやり直しで改善できる場合があります。が、ひとつだけ条件が‥‥

風合いを整えるための仕上げ加工は、仕立て上がったままでは厳しいのです‥‥。
洗い張りの際、併せてご検討されるのが良いかと思います。
きものがきれいになり、風合いも改善できて、着心地も良くなり、気分も上がることでしょう♪